wrapqarw 開発ストーリー
特注家具をメインにしている北嶺工匠では、製作過程でできた端材が工場の隅で山積みになり、
家具を作るには中途半端でストーブの薪になっていました。
それを見たヨシダナオトは木の端くれたちを活かして何か作れないだろうかと考えます。
デジタル製品と音楽が大好きなヨシダナオト。
ある日ドイツ製のポータブルヘッドフォンを購入した時、外で歩きながら音楽を聴くと長いケーブルが気になりました。
“コードが邪魔だ”と。
木でできたコードマネージャーを作ったら面白そうだなと思いつきます。
デジタルなモノをアナログなモノに巻きつける。
そうするとそこにちょっとだけぬくもりが生まれる。
プロトタイプを作り始めました。
どんな形状にするのか、巻き付ける方法はどうするのか、
何度も試作を重ねて納得のいくカタチに辿り着きます。
wrapqarw 64[ラプカルロクヨン]の誕生です。
その後サイズや材種の展開を広げたwrapqarw。
改良を重ね糸ノコで加工していた部分を機械加工に変更しましたが、今でも一つずつ人の手でサンドペーパーで丸みを出して仕上げています。
現在は端材を利用していませんが、製作する際に端材をほぼ出さずに材料を無駄なく使う事に成功しています。
Special Thanks:wrapqarw 開発に関わっていただいた方々
カタチがシンメトリーなのでネーミングもシンメトリーに
「wrap」とは英語で「包む」や「巻く」という意味